暮らしの情報

町長メッセージ

町長メッセージ

既存管理型処分場の活用容認に係る町長メッセージ(平成27年12月4日更新)

町民の皆さまへ

 東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故から、4年9ヵ月という長い年月が経とうとしておりますが、避難生活は続いており大変ご苦労をされていることに対し、心からお見舞い申し上げます。

 さて、一昨年12月に環境大臣及び復興大臣より要請を受けておりました町内の既存管理型処分場「フクシマエコテッククリーンセンター」を活用した特定廃棄物の埋立処分事業につきましては、およそ2年間にわたり、議会全員協議会や行政区長会、県内外での町民説明会等を複数回開催し、それぞれのお立場で、実に様々な、そして率直なご意見をいただいたところです。

 その多くは、施設の立地場所や安全性、国の責任の明確化、町民の安心の確保、風評被害、帰還意欲の阻害などについてのご懸念でありました。私としても、当然のご意見、ご懸念であるとの思いでした。

 一方で、管理型処分場は、当町のみならず双葉郡や福島県の復興を果たすためにもどうしても必要な施設であることも理解するところであります。

 そもそも迷惑施設であることには間違いなく、町民の皆さまのご懸念を一点の曇りなく完全に払拭することは極めて困難でありますが、限りなくそれに近づけるべく、皆さまから寄せられました様々なご意見を真摯に受け止め、何よりも町民の安全を確保できるか、帰還意欲の阻害や風評被害などの懸念をいかに解消できるか、長期的展望のもと町の発展に寄与する対応がなされているかなどについて、町議会を始め福島県や搬入路がある楢葉町とともに度重なる議論、検討を経て、国へ申し入れをしてまいりました。

 当初の国の対応は、決して十分と言えるものではありませんでしたが、多くの町民の皆さまが抱く古里への思いを胸に、粘り強く求めてきた結果、施設の国有化をはじめ複数の追加安全策、中長期の展開を視野に入れた地域振興策等の国の対応策が新たに示されました。私としては、総じて国は、町や議会の意向を踏まえ、真摯に対応しているものと一定の評価をするものであります。

 更にこのほど、広域自治体の長である福島県知事から、これまでの国の対応について一定の評価をし、福島県の環境回復を図る上で大変重要な役割を果たす必要な施設であり、処分場の活用を容認したい旨の話がありました。

 知事のご発言は、今もなお富岡町や楢葉町が大変厳しい状況に直面していることを十分理解いただいた上での、更には、福島県の早期の環境回復を心より願う苦渋の決断として、重く受け止めたところであります。

 管理型処分場は、当町や双葉郡の復興だけではなく、今もなお避難生活を余儀なくされる富岡町民を快く受け入れていただいております県内各市町村の復興を果たすために必要な施設であると考えます。
 これまでの2年間にわたる議論や国の対応状況、知事のお考えなどを十分踏まえ、私なりに熟考を重ねてまいりました。

 私としましては、国による地元への丁寧な対応はもとより、国及び県が、両町の早期復興に向け最大限取り組むことなどを強く申し入れた上で、千年に一度ともいわれるこの複合災害を克服し、古里の一日も早い復興を確実に進めるため、まさに苦渋の決断ではありますが、管理型処分場の活用を容認することとし、本日、国を代表して出席されました環境大臣、復興副大臣にお伝えしました。


 「町民は生まれ育った古里の再生と早期復興を願い日々汗を流しています」

 「町民は子や孫たちに自慢の古里をしっかりと引き継がなければならないとの使命感があります」

 
 この度の私の決断は、国が、こうした町民の思いを全身で受け止め、安全・安心の確保や地域振興策などに責任をもって対応し、結果を積み重ねるよう申し入れた上での苦渋の決断であります。

 環境大臣、復興副大臣に対しましては、このことを決して忘れることのないよう改めて強く申し伝えました。

 受け入れにあたっての町民のみなさまのご懸念は、私も重く受け止めており、今後とも、国において責任を持ってしっかりと対応するよう求めてまいります。

 町といたしましても、古里の早期復興を果たし、町民の皆さまの豊かな生活を取り戻すべく、今後とも復旧・復興事業等に全力で取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をいただきますよう心よりお願い申し上げます。

 

平成27年12月4日

富岡町長  宮本皓一

前の記事 前のページへ戻る 次の記事

Copyright (C) TOMIOKA TOWN. All Rights Reserved.
Proudly powered by Wordpress and designed by code reduction