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未来へ向けた飛躍の1年に(令和4年1月7日)

更新日:2022年1月7日更新 印刷ページ表示

新しい年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

東日本大震災および原発事故による避難から11度目の新年を迎えることになりました。

昨年は、子どもたちが室内で楽しく遊べる「とみおかわんぱくパーク」、地域の歴史とともに震災・原子力災害の経験を伝承する「とみおかアーカイブ・ミュージアム」を開所し、遠方からも多くのお客様のご来訪をいただき、交流人口の拡大と賑わいの復活に向け大きな一歩を踏み出すことができました。ひとえに、町民の皆様の町政運営へのご理解とご協力によるものと、改めて感謝申し上げます。

本年は、特定復興再生拠点区域において、1月26日から立入規制の緩和、春から準備宿泊の開始が予定されており、令和5年春を目途とする避難指示の解除に向け、しっかりと準備を行っていかなければならない大事な1年となります。

長い年月をお待ちいただいた地域住民の皆様のご期待に応えるべく、安全・安心を第一に、除染・解体工事の進捗をはじめ様々な課題に対して一つひとつ丁寧に向き合い、スピード感を持って徹底した対策を国に求めてまいります。

小良ヶ浜地区、深谷地区においても外縁除染の実施が予定されており、昨年8月に特定復興再生拠点区域外に関する政府方針が示されたことから、帰還に向けた道筋がようやく見えてきたところです。町内全域での避難指示解除を早期に実現し、均衡ある本町の発展を図っていくため、全力を尽くしてまいります。

町政においては、「医療・福祉の充実」「魅力ある教育の実践」「多様な交流の促進」「多面的な産業の集積による雇用の創出」「新たな地域コミュニティの創造」の5点を重点的に取り組むこととしております。

本年は、特別養護老人ホーム桜の園とトータルサポートセンターとみおかの開所、旧富岡第二小学校体育館を活用した放課後児童クラブの開設、基幹産業である農業の再興に向けた取組、相談窓口の設置をはじめとする移住定住の促進などの施策を一つひとつ着実に積み重ね、魅力的で活力あるまちづくりを進めてまいります。

また、町のシンボルである桜並木の計画的な植え替えを行うほか、桜まつりをはじめとする各種イベントの開催を通じて町の魅力を積極的にPRし、人が人を呼び込む流れを築き上げ、地域経済の好循環につなげていくことが肝要と考えております。

新型コロナウイルス感染症対策については、3回目となるワクチン接種を円滑に進めるとともに、町民の皆様には基本的な感染対策の徹底を引き続きお願い申し上げます。

結びになりますが、ふるさと富岡町が未来に向けた飛躍の1年となりますよう、また、町民の皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。


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